日本コンクリート株式会社

パンウォール工法(アンカー工法)は、表面工にプレキャストコンクリート板を使用し、逆巻き施工を基本とした安全性の高い工法です。

パンウォール工法

Product
補強土工

パンウォール工法

Product

PAN(Panel And Nail)WALL工法は急勾配斜面安定工法、地山補強土工法の理論に基づく工法です。補強土工法の表面工としてプレキャストコンクリート板を使用し、急勾配(垂直~5分)化により自然法面を可能な限り残す、逆巻き工法を基本とした安全性の高い工法です。

NETIS登録番号CB-170019-A特許 第5290461号

Focus

パンウォール工法の特長

  • 急勾配化(垂直~5分*)により、法面上下における有効な土地活用が可能。*3分勾配を標準とする。
  • 構造物を上から下へ仕上げる逆巻き施工により、支障物の保護と施工中の地山のゆるみと崩壊事故防止。
  • 表面保護工のプレキャスト化により、品質の向上と工期短縮・省力化が可能。
  • 高い耐久性とメンテナンスフリーにより、長期的なライフサイクルコストで優位性を発揮
  • 高い強度により、優れた耐震性を実現。
  • 意匠パターンの多様化*により、様々な景観に対応。*小岩模様を標準とする。

定着部(詳細図)

バーチカル パンウォール

バーチカル パンウォールは、壁面が垂直な「片持ばり式擁壁」「L型擁壁」「逆T型擁壁」「U型擁壁」さらに「山留め式擁壁」の代替案として適応範囲が拡大しました。様々な実証実験により従来工法と比べて同等以上の性能が期待でき、工期短縮・コスト削減・環境負荷低減など多くの優位性が認められます。

  • バーチカル パンウォール 構造
  • バーチカル パンウォール 比較

主な用途

上部構造物(道路・建物等)・境界内施工

道路の改良工事や拡幅工事等で斜面を切土して構造物を構築する場合、パンウォール工法は、一般的な擁壁を施工する際の背面掘削を行わず、上部建物の移設・上部道路の交通規制は最小限で施工することができます。

  • 上部構造物・境界内施工
    パンウォール 上部構造物・境界内施工 イメージ
長大法面・掘削土量の低減

山間部などに道路を建設し長大法面となる場合、より急勾配化することにより、改変面積を低減し、森林の伐採量の低減、施工に伴う掘削土量の低減ができます。

  • 長大法面・掘削土量の低減
    パンウォール 長大法面・掘削土量の低減 イメージ
既設擁壁の補強

既設擁壁が老朽化や変状した場合、既設擁壁に被せて施工し、既設擁壁を取り壊さないため廃棄物は最小限に抑えられ、上部建物の移設は不要、上部道路の交通規制は軽減できます。

  • 既設擁壁の補強
    パンウォール 既設擁壁の補強 イメージ
災害箇所の復旧

復旧施工時に二次災害が発生する恐れがある場合、 災害箇所の安定化を図りながら施工するため二次災害の発生を抑えて施工することが可能です。

  • 災害箇所の復旧
    パンウォール 災害箇所の復旧 イメージ
谷側拡幅

道路や用地を拡幅する場合、工事期間中の掘削影響による道路通行規制が軽減でき、既設石積等の擁壁を補強しながら、道路の拡幅と補強ができます。

  • 谷側拡幅
    パンウォール 谷側拡幅 イメージ
河川施工

洪水対策による河川断面の拡大や補強、新設河川・水路を構築する場合、河川断面の拡大では、逆巻き施工により既設擁壁下部の根入れを下げたり(根つぎ)、※1護岸位置を変える※2ことで流量を確保します。(※1、2イラスト参照)また、新設河川・水路の護岸構築、および老朽化した河川護岸ブロック(石積、ブロック積)を残したまま補強できるので、廃棄物を低減し、上部道路の交通規制をしなくても施工することが可能です。

  • 河川護岸施工
    パンウォール 河川護岸施工 イメージ

キャブウォール工法

「地山」と「盛土」を一体的な構造物とする切土・盛土複合補強土壁CAB(Cut And Bank)WALL工法は、国土強靱化・道路拡幅工事に適しており、事前防災や減災対策として日本の道路を支えます。

切土・盛土複合補強土壁のメリット

下部地盤を切土補強土(地山)で安定化した上で、上部に盛土補強土壁を設置し、地山と盛土を一体的な構造物とします。

  • キャブウォール工法
  • キャブウォール工法

切土・盛土複合補強土壁の考え方

  • キャブウォール工法

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